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冷たい檻 (単行本)

冷たい檻 (単行本)

伊岡 瞬

3.5
2人が登録
1件のレビュー

この本について

北陸地方にある村の駐在所から警察官が失踪した。県警本部から派遣された調査官・樋口透吾は、後任の駐在・島崎巡査部長と共に失踪の謎を追う。そして、過去に発生した事件や事故が、村に存在する大型複合福祉医療施設に関係していると気づいた。「施設」に収容されている人々は、認知症の老人、問題を抱える小中学生、更生が必要な若者たちのみ。経営母体は世界的巨大資本の製薬会社。それに群がる日本政官財の黒い欲望と闇。そして子どもたちの間で囁かれる「アル=ゴル神」。この村で、一体何が起きようとしているのか。二人の捜査が難航する中、さらに凄惨で不可解な殺人事件が発生した。連鎖しながら加速する事態は、樋口自身の過去にも繋がっていく―。慟哭の警察小説。

みんなの評価

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レビュー

くーさん
くーさん
2018年10月読了
前科のある青年たちやら、子供ををさらったり、ただを売りにアルツハイマーの老人を集め、新薬の治験に使うとは‥実際にありそうで怖い。何にもない過疎の村だったら、土地も安そうだし。でも一番利益を得た元村長が何の咎も受けずに終わるのはいただけないな。誘拐された子供と再会できたのは良しとしても、子供のほうが先に気づくってのはどうなんだろ‥先は親だろう!

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