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君の波が聞こえる (新潮文庫)

君の波が聞こえる (新潮文庫)

乾 ルカ

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この本について

一学期の終わりの日、ひとりぼっちで海を見ていた健太郎は、沖に浮かぶ謎の城に迷い込む。そこには同じように囚われた人々がいた。元の世界に戻るには「出城料」が必要だという。それはお金ではない何からしい。健太郎はもう一人の少年と次第に心を通わせ、誓いを立てる。二人でここを出るんだ、初めて見つけた友達だから―。思春期の友情が胸に響く青春小説。

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