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思い出トランプ (新潮文庫)

思い出トランプ (新潮文庫)

向田 邦子

4
11人が登録
2件のレビュー

この本について

浮気の相手であった部下の結婚式に、妻と出席する男。おきゃんで、かわうそのような残忍さを持つ人妻。毒牙を心に抱くエリートサラリーマン。やむを得ない事故で、子どもの指を切ってしまった母親など―日常生活の中で、誰もがひとつやふたつは持っている弱さや、狡さ、後ろめたさを、人間の愛しさとして捉えた13編。直木賞受賞作「花の名前」「犬小屋」「かわうそ」を収録。

みんなの評価

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レビュー

miyan
miyan
2011年9月読了
ほとんどの作品にいわば「タブー」モノを扱う作品。
だけれども表現そのものには醜さと言う要素を
感じないところがこの作家のすばらしさといえましょう。

どの作品も完全には
真意をうかがわせてはくれません。
そう思うと身内の「この本を理解できるか」という
言葉が思い出されます。

はたして私はこれを理解できる「人間」に
なったのやら。
zooko012
zooko012 2011年6月読了
よくできた短編集である。「かわうそ」が怖い。。

読書ステータス

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