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人生の棋譜この一局 (新潮文庫)

人生の棋譜この一局 (新潮文庫)

河口 俊彦

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レビュー

zooko012
zooko012 2012年10月読了
羽生が7冠をとる直前、平成元年~平成5年までの棋界見聞録である。プロローグとエピローグにある、棋士控室の描写が生き生きとして、興味深い(読ませる文章を書く人である)。羽生、佐藤、村山、先崎ら当時のエリート軍団が隣の対局室で進行中の将棋を検討している。その他の普通の棋士は入り込めるすきがない。平成5年には、そこに、丸山、藤井らが加わることになる・・・。羽生らの勃興に対する旧世代の狼狽・戸惑いぶりが読みどころか。先日の王座戦第4局もこの人が観戦記者だったようなので、今の羽生をどう書くのだろう?観戦記が楽しみである。

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