レビュー

zooko012
2011年2月読了
乱暴にまとめると、「選ばれし者達による世界秩序の回復と世界に関する若干の考察」がテーマの、多少のオカルト・歴史的・諸星大二郎的味付けを施した冒険譚である。夏目房之介も(確か)絶賛していたし、アマゾンのレビューも非常によい。追いかけている漫画家さんでもあるし、好きなタイプの話でもある。でも、いまいち入り込めなかった。同じ著者で同一テーマを扱っている「魔女」(魔女に関する連作短編集)の方が遙かに素晴らしいと思うし、もうすぐ最終回のはずの「海獣の子供」に似た部分がある。少し食傷気味になってしまったのかもしれない。
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