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チグリスとユーフラテス

チグリスとユーフラテス

新井 素子

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2件のレビュー

この本について

遠い未来。地球の人々は他の惑星への移民を始めた。その九番目の惑星「ナイン」に向かう移民船に搭乗したのは、船長キャプテン・リュウイチ、その妻レイディ・アカリを含む30余名の選りすぐりのクルーたち。人々は無事ナインに定着し、人工子宮・凍結受精卵の使用により最盛期には人口120万人を擁するナイン社会を作り上げる。だが、やがて何らかの要因で生殖能力を欠く者が増加しだし、人口が減少しはじめ、ついに恐れられていた「最後の子供ルナ」が生まれてしまう。たった一人、取り残されたルナは、怪我や病気のために「コールドスリープ」についていた人間を、順番に起こし始める。最後の子供になると知りながら、母親は何故自分を生んだのかを知るために。また、ナインの創始者でもあるアカリに惑星の末路を知らしめるために。ルナと四人の女たちで語られる、惑星ナインの逆さ年代記。

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レビュー

Yoo
Yoo
2011年11月読了
少し前に海堂尊のモルフェウスの領域を読んだが、同じ人工冬眠がキーになっている。移民先の最後の子供となり一人になってしまった人が冬眠していた各世代の人を起こして復讐するのだが、地球で考えると未来の人に恨まれることにならないかと心配だ

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読書ステータス

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