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日米戦争と戦後日本 (講談社学術文庫)

日米戦争と戦後日本 (講談社学術文庫)

五百旗頭 真

2人が登録
1件のレビュー

レビュー

H. Tarkun
H. Tarkun 2011年4月読了
真珠湾攻撃、ポツダム宣言から敗戦、GHQによる占領、朝鮮戦争、経済復興、55年体制。。。誰でも知ってるような歴史的イベントと、その舞台の表/裏で活躍する男たちを描くことで、戦後日本の成り立ちの基礎を1本の線で理解できる書。

戦後の経済発展の恩恵を生まれながらに享受して来た世代として、ある種の感慨深さがある。この男たちのドラマの上に、自分たちの豊かな暮らしがあったのだと。

個人的には、アメリカ側の知日派が親米的な日本を作るよう、穏健な占領政策を計画、実行して行く様が興味深かった。

バブル崩壊、そして3月の大震災と、歴史の転換点を感じさせる日々であるが、この本が描くような大きな視点で見ると、まだまだ55年体制の遺物の上にいるような気がしてならない。

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