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彼と彼女 (角川文庫)

森 瑶子

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1件のレビュー

この本について

夫婦には会話が成立しないのだ。何か言いかけると、センテンスは意味をもたないまま立ち消えていく。——わたしは退屈のあまり泣いている、夫もまた……。(「欠伸」) すれ違い、誤解、傷つけあい、絶望、それなのになお、何かを期待し、求めつづけてお互いにひかれあう男と女の不思議。ソフトタッチで描く孤独な都会のショート・ラブ・ストーリー31編を収録。彼と彼女、夫と妻、僕と君、あなたとわたしのそばにいるすべての男女に贈ります。

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レビュー

miyan
miyan
2012年10月読了
何度読んでも彼女の作品はすごいな、と思います。
今回の作品は秀逸。
とても短い作品だってガツン、と
見舞わせてくれるのだから。

お酒ネタが多いのも特徴。
特にかっこいいのは
「煙草」
これは特に恋愛系でもないですが
バーテンダーのとった行動がかっこいいのです。

ちなみに1作品のみ、
ちょっとしたホラーがあります。
二段階構成のホラーが。

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