この本について
石油、レアメタルなど豊富な資源の眠るアフリカ大陸。急成長の裏で、経済格差は拡大し暴力の嵐が止まない。それは一体何故か?武装勢力や人身売買組織の首謀者インタビュー、内戦中のスーダン密入国など危険も顧みず敢行した取材による傑作ルポルタージュ。
みんなの評価
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5
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3
2
1
レビュー
骨太な一冊。
著者が本の中で「どうしたら、日本人はもっとアフリカの社会に関心を持つようになるのか」と問いかけています。本当、アフリカは遠くて強い国というイメージ(乱暴ですみません)がありますが、本書は各国の具体的な現状を歴史的背景含めて、記者である著者の視点から事細かに綴っています。
格差の続く南アフリカ、産油国となったがために矛盾を孕むことになったナイジェリア、虐殺が続くコンゴ(旧ザイール)、無政府状態を一時は脱したかに見えたソマリアなどなど、どの国の問題もその国自身にすべての原因があるわけではなく、世界各国の思惑に翻弄されているのも事実。
なんつーか、世界は広くていろんな人や文化があって面白いのに難しいんだなーと思わざるを得ません。さて、自分は何ができるのか。
著者が本の中で「どうしたら、日本人はもっとアフリカの社会に関心を持つようになるのか」と問いかけています。本当、アフリカは遠くて強い国というイメージ(乱暴ですみません)がありますが、本書は各国の具体的な現状を歴史的背景含めて、記者である著者の視点から事細かに綴っています。
格差の続く南アフリカ、産油国となったがために矛盾を孕むことになったナイジェリア、虐殺が続くコンゴ(旧ザイール)、無政府状態を一時は脱したかに見えたソマリアなどなど、どの国の問題もその国自身にすべての原因があるわけではなく、世界各国の思惑に翻弄されているのも事実。
なんつーか、世界は広くていろんな人や文化があって面白いのに難しいんだなーと思わざるを得ません。さて、自分は何ができるのか。
この本を読んでいる人(4人)
読書ステータス
読了
3人