
文庫 犬たちの隠された生活 (草思社文庫)
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1人が登録
4,202回参照
2011年7月17日に更新
書籍情報
- 著者:
- エリザベス・マーシャル・トーマス
- ページ数:
-
232ページ
- 参照数:
- 4,202回
- 登録日:
- 2011/07/12
- 更新日:
- 2011/07/17
- 所有者:
-
taka_akiさん
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📝 レビュー (taka_akiさんのレビュー)
評価:
4/5
レビュー:
これは興味深い。猫派の自分でも興味深く読んでしまったのでした。
タイトルの通り、巷にあふれている犬本(と言うのか?)では触れられていないような「隠された犬の生活」を淡々と綴っています。
気になったところをピックアップ。
・他の生物を判断するときに、自分たちの価値基準や、自分たちの経験をあてはめるというのは、あながち人間という種だけではない。<中略>つまり、犬なりの価値基準を人間にあてはめている、もしくは”擬犬化している”のである。
・わたしたち人間とは異なり、彼(犬のミーシャ)はけっして交差点では横断しない。かわりに、歩道にそって横に曲がると、角から二〇フィートほど行き、そこで通りを横断して、歩道を○○ストリートの歩道までひきかえし、あらためて先へ進むのである
・犬の見地からは、この殺しは避けられなかったと言うことを。いかにもそれは避けられなかった。犬たちが自分たちを集団として見ているならば、そしてひとつの集団は一腹の仔しか育てられないものならば、二腹の子供が共存することはできない。
「人間」からしてみれば「なぜ?」と思うような行動も「犬」にしてみれば合理的な理由があって行動しているってこと自体、気づけない物なんだなと。
犬の生、性、死など生々しいものではありますが、淡々と綴っていることもあって抵抗なく読み進められました。
猫版も読もう。
タイトルの通り、巷にあふれている犬本(と言うのか?)では触れられていないような「隠された犬の生活」を淡々と綴っています。
気になったところをピックアップ。
・他の生物を判断するときに、自分たちの価値基準や、自分たちの経験をあてはめるというのは、あながち人間という種だけではない。<中略>つまり、犬なりの価値基準を人間にあてはめている、もしくは”擬犬化している”のである。
・わたしたち人間とは異なり、彼(犬のミーシャ)はけっして交差点では横断しない。かわりに、歩道にそって横に曲がると、角から二〇フィートほど行き、そこで通りを横断して、歩道を○○ストリートの歩道までひきかえし、あらためて先へ進むのである
・犬の見地からは、この殺しは避けられなかったと言うことを。いかにもそれは避けられなかった。犬たちが自分たちを集団として見ているならば、そしてひとつの集団は一腹の仔しか育てられないものならば、二腹の子供が共存することはできない。
「人間」からしてみれば「なぜ?」と思うような行動も「犬」にしてみれば合理的な理由があって行動しているってこと自体、気づけない物なんだなと。
犬の生、性、死など生々しいものではありますが、淡々と綴っていることもあって抵抗なく読み進められました。
猫版も読もう。
読書履歴
2011/07/17
232ページ
2011/07/17
152ページ
2011/07/16
112ページ
2011/07/15
82ページ
2011/07/14
70ページ
2011/07/13
48ページ
2011/07/12
8ページ
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