
神は妄想である―宗教との決別
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1,127回参照
2008年1月7日に更新
書籍情報
- 著者:
- リチャード・ドーキンス
- ページ数:
-
578ページ
- 参照数:
- 1,127回
- 登録日:
- 2007/09/20
- 更新日:
- 2008/01/07
- 所有者:
-
taka_akiさん
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📝 レビュー (taka_akiさんのレビュー)
評価:
4/5
レビュー:
まずひと言。読むのしんどかったー。。
ページ数もさることながら、内容が難しい!ので、買ってからしばらく放ったらかしにしていたのでした。
で、年末の休みをいい機会にと読み始めてみたら、思った以上に引き込まれて。でも、難しいのは変わりなく。途中読み飛ばしたりもしましたけど。でも、なんだか普段使わない脳の部分が刺激される感じが面白かったです。
で、内容。Controversial(論争の起きやすい)ですよね。きっとこう言うのって。なので、ここからはあくまで「僕の感想、意見」と言うことで。僕は思う、みたいな。
原題からして「THE GOD DELUSION」ここで「delusion」とは「矛盾する強力な証拠があるにもかかわらず誤った信念をずっともちつづけること。とくに精神障害の一症候として」と説明されています。
といった原題が示すとおり、世界中に「蔓延」している宗教を一刀両断、そんな感じの一冊。
で、自分はどんな立ち位置なのかというと。これも、本書の中で提供されているフレームワークに当てはめてみると:
1 強力な有神論者。神は100%の蓋然性で存在する。
2 非常に高い蓋然性だが、100%ではない。事実上の有神論者。
3 50%より高いが、非常に高くはない。厳密には不可知論者だが、有神論に傾いている。
4 ちょうど50%。完全に公平な不可知論者。
5 50%以下だが、それほど低くはない。厳密には不可知論者だが、無神論に傾いている。
6 非常に低い蓋然性だが、ゼロではない。事実上の無神論者。
7 強力な無神論者。
で、「7」に関しては、著者の方が述べているように、理性だけで「存在しないことを確信させることはできない」わけで。自分は6でしょうね。ええ。
当然、ドーキンス氏への風当たりと言ったらものすごいらしいです。そりゃそうですよね。。でも、氏がおっしゃってるように「宗教によるメリット」よりも「宗教によるデメリット」の方が重大だと僕は思います。
だって、いまや宗教が無くても人は生きて行けると思うし、宗教と無関係に良い人と悪い人はいるし、それよりも何よりも、親や宗教家などの「大人」の手によって、子供の考え方を左右してしまうことの歪みがどうにも納得いきません。なんだか、自己保存とか思考停止とかネガティブな感じがプンプン。
もちろん、僕自身にも宗教を持っている友人はいるわけで。別段、僕はその人自身をどうこういうつもりはありません。だって、良い人ですし。その方と、宗教談義するわけでもないですし。
上手くまとまってませんけど、とにかく許せないのは、そう言った人々、関わる人達を不幸にしているにもかかわらず、「神が云々」ですませようとする考え方。そんなの思考停止じゃん、目の前に困っている人がいるなら四の五の言わずに助けろよ!って思うのです。
この本の中で展開されている宗教家のかたの論理展開を読んでいると、って、論理なのか?!って思いますけど、神って言葉が出てきた時点で、と言うかめんどくさいところはみんな「神」に全文置換してんじゃないのか。って思ってしまいますです。。
で、そう言う風に置き換えることを覚えると、人は安きに流れるわけで、考えることを止める。それゆえ、外部からの情報に脆弱になる。本の中でもコンピュータウィルスに喩えられています。コンピュータは従順、それゆえ、ウィルスにも感染してしまう。
その他気になったのは、キャンプクエスト( http://www.camp-quest.org/ )、時代精神(ツアイトガイスト)、そして、チューリングテストのアラン・チューリングの一生。最後のはこの本を読むまで顛末を知りませんでした。こちらに詳しく説明されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/アラン・チューリング
などなど。読んで良かったって思った次第です。人間、成長するためには多方面からの情報分析、そして活用ができないといけないよなーと。まだまだ僕は勉強中ですが。。
ページ数もさることながら、内容が難しい!ので、買ってからしばらく放ったらかしにしていたのでした。
で、年末の休みをいい機会にと読み始めてみたら、思った以上に引き込まれて。でも、難しいのは変わりなく。途中読み飛ばしたりもしましたけど。でも、なんだか普段使わない脳の部分が刺激される感じが面白かったです。
で、内容。Controversial(論争の起きやすい)ですよね。きっとこう言うのって。なので、ここからはあくまで「僕の感想、意見」と言うことで。僕は思う、みたいな。
原題からして「THE GOD DELUSION」ここで「delusion」とは「矛盾する強力な証拠があるにもかかわらず誤った信念をずっともちつづけること。とくに精神障害の一症候として」と説明されています。
といった原題が示すとおり、世界中に「蔓延」している宗教を一刀両断、そんな感じの一冊。
で、自分はどんな立ち位置なのかというと。これも、本書の中で提供されているフレームワークに当てはめてみると:
1 強力な有神論者。神は100%の蓋然性で存在する。
2 非常に高い蓋然性だが、100%ではない。事実上の有神論者。
3 50%より高いが、非常に高くはない。厳密には不可知論者だが、有神論に傾いている。
4 ちょうど50%。完全に公平な不可知論者。
5 50%以下だが、それほど低くはない。厳密には不可知論者だが、無神論に傾いている。
6 非常に低い蓋然性だが、ゼロではない。事実上の無神論者。
7 強力な無神論者。
で、「7」に関しては、著者の方が述べているように、理性だけで「存在しないことを確信させることはできない」わけで。自分は6でしょうね。ええ。
当然、ドーキンス氏への風当たりと言ったらものすごいらしいです。そりゃそうですよね。。でも、氏がおっしゃってるように「宗教によるメリット」よりも「宗教によるデメリット」の方が重大だと僕は思います。
だって、いまや宗教が無くても人は生きて行けると思うし、宗教と無関係に良い人と悪い人はいるし、それよりも何よりも、親や宗教家などの「大人」の手によって、子供の考え方を左右してしまうことの歪みがどうにも納得いきません。なんだか、自己保存とか思考停止とかネガティブな感じがプンプン。
もちろん、僕自身にも宗教を持っている友人はいるわけで。別段、僕はその人自身をどうこういうつもりはありません。だって、良い人ですし。その方と、宗教談義するわけでもないですし。
上手くまとまってませんけど、とにかく許せないのは、そう言った人々、関わる人達を不幸にしているにもかかわらず、「神が云々」ですませようとする考え方。そんなの思考停止じゃん、目の前に困っている人がいるなら四の五の言わずに助けろよ!って思うのです。
この本の中で展開されている宗教家のかたの論理展開を読んでいると、って、論理なのか?!って思いますけど、神って言葉が出てきた時点で、と言うかめんどくさいところはみんな「神」に全文置換してんじゃないのか。って思ってしまいますです。。
で、そう言う風に置き換えることを覚えると、人は安きに流れるわけで、考えることを止める。それゆえ、外部からの情報に脆弱になる。本の中でもコンピュータウィルスに喩えられています。コンピュータは従順、それゆえ、ウィルスにも感染してしまう。
その他気になったのは、キャンプクエスト( http://www.camp-quest.org/ )、時代精神(ツアイトガイスト)、そして、チューリングテストのアラン・チューリングの一生。最後のはこの本を読むまで顛末を知りませんでした。こちらに詳しく説明されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/アラン・チューリング
などなど。読んで良かったって思った次第です。人間、成長するためには多方面からの情報分析、そして活用ができないといけないよなーと。まだまだ僕は勉強中ですが。。
読書履歴
2008/01/07
578ページ
2008/01/07
492ページ
2008/01/07
472ページ
2008/01/07
440ページ
2008/01/06
334ページ
2008/01/06
328ページ
2008/01/05
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2008/01/05
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