夢見つつ深く植えよ
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📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)
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私の男
桜庭 一樹
優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか?この世の裂け目に堕ちた父娘の過去に遡る―...
川の深さは (講談社文庫)
福井 晴敏
「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた...
七つの黒い夢 (新潮文庫)
乙一
天使のように美しい顔をした私の息子。幼稚園児の彼が無邪気に描く絵には、想像を絶するパワーがあった。そしてある日―。乙一の傑作「この子の絵は未完成」をはじめ、恩田陸、北村薫、岩井志麻子ら、新感覚小説の旗...
赤朽葉家の伝説
桜庭 一樹
“辺境の人”に置き忘れられた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の“千里眼奥様”と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万...
「私から年齢を奪わないでください。働いて、ようやく手に入れたのですから」との印象的なフレーズ(「独り居の日記」)に誘われて読み始めた、アメリカの女流詩人メイ・サートンのエッセイである。内省的な珠玉の「独り居の日記」に先立つものである。著書は、45歳のときに、亡くなった両親から譲り受けた家具をおさめるために、森・小川に囲まれたアメリカの片田舎に田舎屋を購入した。自然に振り回されるも、花で咲き乱れる庭を作り上げ、個性的な隣人・ごく親しい友の訪れを楽しみにしつつ、創作に勤しむ十数年の日々・・・。何とも他に類がなく、深く豊穣な書物である。亡くなる82歳まで、背筋をピンと伸ばしてまっすぐに生きた著者のあり方には感銘を受ける。他のもの(「海辺の家」「回復のとき」)も読んでみようかな・・・。