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石の虚塔: 発見と捏造、考古学に憑かれた男たち

石の虚塔: 発見と捏造、考古学に憑かれた男たち

上原 善広

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21,842回参照
2015年4月20日に更新

書籍情報

ページ数:
287ページ
参照数:
21,842回
更新日:
2015/04/20
所有者:
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📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)

レビュー:
「七帝柔道記」の増田俊成推薦本。例の旧石器時代ねつ造事件に至る考古学の裏表を綴った熱いノンフィクション。しかしこの本の主人公は世間を唖然とさせたあのゴッドハンドではない。芹沢長介である。芹沢は、若い頃は積極的にアマチュアと関わり、相澤の「岩宿」発見を支えた。ところが、老いとともに、見る目が曇り批判精神を失い、自己を批判する論文さえ識別できなくなる。以前は憎んだ学閥に捕らわれ、イエスマンしか置かなくくなり、晩年は信頼していた弟子の藤沢のねつ造事件に巻き込まれる。。。人類の起源を問うロマン、発掘に自己の存在意義をかける個性の強すぎる変人な男達、その権力・名誉欲。。読み応えのある本であった。

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