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空の名前

空の名前

高橋 健司

この本の所有者

4人が登録
2,305回参照
2008年12月3日に更新

書籍情報

ページ数:
199ページ
参照数:
2,305回
登録日:
2008/11/30
更新日:
2008/12/03
所有者:
taka_aki taka_akiさん

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📝 レビュー (taka_akiさんのレビュー)

評価:
4/5
レビュー:
うむー、雲、空好きにはたまりませんな。

雲の楽しみ方と同様に、雲の種類(類、種)の説明があるのはもちろん、他にも多彩なボキャブラリーが:

【雨】
・驟雨:にわか雨
・村雨:ひとしきり強くなったり、弱くなったりする雨
・私雨[わたくしあめ]:限られた土地でだけ降る雨
・天泣[てんきゅう]:雲がないのに降ってくる細かい雨)
【雪】
・風花:脊梁山脈を越えた空っ風に乗ってまい降る雪片
・筒雪:電線の周囲に雪が付着する現象
・星のささやき:氷点下50度にもなると、人の吐く息さえも凍って、かすかな音とともに耳に届く現象、日本じゃないですわね
【光】
・薄明:太陽が地平線に沈んだあとでも明るい状態
・天使の梯子:雲の切れ間から差し込む光。すげー好きです。
・竜王遊び:蜃気楼の異称
【風】
・東風[こち]:春を告げる風
・真風[まじ]:伊豆半島から瀬戸内海にかけて使われる風の名
・南風[はえ]:南風

などなど。

特に風にいろいろな名前があるってことには今更ながらに感動。なんかいいですねー。上に書いた以外にも、真艫(まとも)、涅槃西風(ねはんにし)、比良の八荒(ひらのはっこう)、凱風、青嵐、風巻(しまき)、ミーニシ、玉風、乾風(あなじ)、虎落笛(もがりぶえ)、静穏、至軽風(しけいふう)、えとせとらえとせとら。

あと、靄(ごく小さな水滴が浮遊する現象、視程が一キロ以上)、霞(視程が一キロ未満、冷たい)、朧(霞が夜になると朧)ってのは知りませんでしたー。

読書履歴

2008/11/30 199ページ

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