📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)
AIが見つけた似た本
「曾根崎心中」の書誌情報と、 この本を読んだ人の本棚から、 近そうな本を10冊見つけました
笹の舟で海をわたる
角田 光代
あの日、思い描いた未来を生きていますか?豊かさに向かう時代、辛い過去を葬ったまま、少女たちは幸福になったのだろうか―。激動の戦後を生き抜いたすべての日本人に贈る感動大作!
森に眠る魚
角田 光代
東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通してしだいに心を許しあうが、いつしかその関係性は変容していた。―あの人たちと離れればいい。なぜ私を置いてゆくの。そうだ、終わらせなきゃ。心の声は幾重にも...
根津権現裏 (新潮文庫)
藤澤 清造
根津権現近くの下宿に住まう雑誌記者の私は、恋人も出来ず、長患いの骨髄炎を治す金もない自らの不遇に、恨みを募らす毎日だ。そんな私に届いた同郷の友人岡田徳次郎急死の報。互いの困窮を知る岡田は、念願かない女...
初の幼さと、新地の現実の対比が過酷。
徳兵衛を信じ抜きながらも、新地を出る一瞬に疑ってしまうあたり、角田光代の心情描写のうまさがひかる。
「情報考学ブログ」で大絶賛され、アマゾンでも高評価だったので、読んでみたのだが、自分には今いち。浄瑠璃等で有名な「曽根崎心中」の翻案小説である。原作よりは、きめ細やかに心理描写されているのだろうが、運命の恋などのフレーズも大形で、かなり大味な感は否めない。恋愛小説は正直言って向かないのかも。それでも、人の関係性の洞察が面白い「源氏物語」や同じ遊女ものでも宮木あや子の「花宵道中」の方が登場人物の個性といい、類型におさらまないところがあって面白いと思うのだが・・・。