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鎮火報 Fire’s Out (講談社文庫)

鎮火報 Fire’s Out (講談社文庫)

この本の所有者

(4.0)
2人が登録
238回参照
2011年4月29日に更新

書籍情報

ページ数:
608ページ
参照数:
238回
登録日:
2011/04/22
更新日:
2011/04/29
所有者:
mak246 mak246さん

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内容紹介

「熱い消防馬鹿なんか真っ平御免」と言い放つ、二十歳の新米消防士・大山雄大。だが、外国人アパートを狙う連続放火事件の消火にあたったことを境に少しずつ変化が起こる。真相に迫るうちに気づかされるのは、選んだ道の正義と誇り、そして消防士だった亡き父の思い。一人の消防士の成長を描いた傑作長編。
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📝 レビュー (mak246さんのレビュー)

評価:
4/5
レビュー:
あとがきにも書かれてたように警察を舞台とした小説は数あれど、消防士という職業をここまで取り上げた小説は類を見ないのかもしれない。消防士と言う職業を掘り下げ、消防における現状や課題などが分かり易く丁寧に描かれていて非常に興味深かい作品に仕上がっていた。特に、単なる熱血消防士ではなく、「楽したい」「事務職になりたい」といったスタンスでありながらもついつい消防士として成長していく主人公の雄大による一人称語りなだけに、同等な視点で消防士という職業を感じるコトができたように思う。
…先ずは消防に対する考えを改めないと。。。

そして本作は放火事件を通じた主人公の成長だけでなく、不法在日外人と外国人労働者の実情についても言及した社会派小説としての側面も持っている。不法在日外国人と日本人、それぞれの立場からの事象を取り上げてこの問題に対する警告を示している。
消防ミステリであり、成長記であり、社会派でありと諸々の要素を詰め込みながらも、1つのストーリーの中に無理なくそれぞれが絡み合い、それでいてわかり易く書かれているので、エンターテイメント作品のようにスラスラ読み進める。

そんな中に「武本工務店」が出てきたりして過去の作品を読んだ読者にはちょっとした遊び(?)も含まれているなど、ホントに様々な要素が詰め込まれていて考えさせれたり、楽しませてくれたりする。ただ、幾度も「クールでリアリスト」といった表現が出てくるのはしつこかったりするし、雄大の語り口調にも "無理した若者口調"みたいな感じがするのは否めない。
何れにしろ、守の「あの人」ってのが気になるので、とりあえず続編も必読かと。。。

それにしてもビール飲んでカブに乗って帰るのはどーなの?
大人としても、消防士としても…

読書履歴

2011/04/29 608ページ
2011/04/28 469ページ
2011/04/27 371ページ
2011/04/26 279ページ
2011/04/23 192ページ
2011/04/22 96ページ

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あとがきにも書かれてたように警察を舞台とした小説は数あれど、消防士という職業をここまで取り上げた小説は類を見ないのかもしれない。消防士と言う職業を掘り下げ、消防における現状や課題などが分かり易く丁寧に描かれていて非常に興味深かい作品に仕上がっていた。特に、単なる熱血消防士ではなく、「楽したい」「事務職になりたい」といったスタンスでありながらもついつい消防士として成長していく主人公の雄大による一人称語りなだけに、同等な視点で消防士という職業を感じるコトができたように思う。
…先ずは消防に対する考えを改めないと。。。

そして本作は放火事件を通じた主人公の成長だけでなく、不法在日外人と外国人労働者の実情についても言及した社会派小説としての側面も持っている。不法在日外国人と日本人、それぞれの立場からの事象を取り上げてこの問題に対する警告を示している。
消防ミステリであり、成長記であり、社会派でありと諸々の要素を詰め込みながらも、1つのストーリーの中に無理なくそれぞれが絡み合い、それでいてわかり易く書かれているので、エンターテイメント作品のようにスラスラ読み進める。

そんな中に「武本工務店」が出てきたりして過去の作品を読んだ読者にはちょっとした遊び(?)も含まれているなど、ホントに様々な要素が詰め込まれていて考えさせれたり、楽しませてくれたりする。ただ、幾度も「クールでリアリスト」といった表現が出てくるのはしつこかったりするし、雄大の語り口調にも "無理した若者口調"みたいな感じがするのは否めない。
何れにしろ、守の「あの人」ってのが気になるので、とりあえず続編も必読かと。。。

それにしてもビール飲んでカブに乗って帰るのはどーなの?
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