内容紹介
日本国憲法誕生の現場に立会い、あの占領軍司令部相手に一歩も退かなかった男。常に活眼を世界に注ぎつつ、わが道を行く天衣無縫の気概。物事の筋を通し、自説を枉げぬ強靱さ。と同時に、内に秘めた優しさ、しなやかさ、ユーモア。端正な面立ち、洒落た身なり、寸鉄の片言...。正子夫人をはじめ、この男に魅せられた人々の「証言」から蘇える「昭和史を駆けぬけた巨人」の人間像。

📝 レビュー (Tadさんのレビュー)
評価:
5/5
レビュー:
このような男をこれまで知らなかったことが多いに悔やまれる。稚拙な表現だがカッコいい、男として尊敬に値位する。
決して飾らず、強い信念を持ち、権力に媚びない。このような男が今求められている。決して現代の政治家や官僚にはない強さを持った男である。
■白洲正子の父、樺山愛輔について
「これからという一番良い時に退く。このため華々しいことはなかったが、代わりにいうも彼自身のそして家庭内の平和を保ち、一生を通じて幸福そのものだった」
■白洲が仲良く付き合った人に共通する性格
「私心のない人、大所・高所に立って自分の考えをや行動を客観的に捉えられる人、本当の愛情ある人」
決して飾らず、強い信念を持ち、権力に媚びない。このような男が今求められている。決して現代の政治家や官僚にはない強さを持った男である。
■白洲正子の父、樺山愛輔について
「これからという一番良い時に退く。このため華々しいことはなかったが、代わりにいうも彼自身のそして家庭内の平和を保ち、一生を通じて幸福そのものだった」
■白洲が仲良く付き合った人に共通する性格
「私心のない人、大所・高所に立って自分の考えをや行動を客観的に捉えられる人、本当の愛情ある人」
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