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森田 邦久

作家紹介

アブダクション(古代ギリシア語: ἀπαγωγή、英:
abductive reasoning、retroduction、逆推論、逆行推論)とは、演繹法が前提となる事象に規則を適用して結論を得るのに対し、結論となる事象に規則を適用して前提を推論する方法である。論理的には後件肯定と呼ばれる誤謬であるが、帰納法と並び仮説形成に重要な役割を演じている。この推論方法は古代より指摘されており、チャールズ・サンダース・パースによって論理学に体系的に導入された。
最も分かりやすい例は「雨が降れば草が濡れる」「草が濡れている」の2つが真の場合、「雨が降ったのだろう」と推論する方法である。
アブダクションという語はラテン語abductioに由来し、ab(引き離す)+ducere(導く、連れる)で、通常は「連れ去り」すなわち拉致・誘拐を表しており、専門書でなければ文脈に依存する用語となる。

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