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デザインのためのデザイン

デザインのためのデザイン

フレデリック・P・ブルックス Jr.

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taka_aki
taka_aki
2011年6月読了
正直、自分には難し過ぎた感があります。が、「何かを創り出している人」はこれを読む価値ありだと思いました。

「デザイン」という行為をどのように「デザイン」するのかという主題の本です。

・私たちはたいてい決定木をしらない−進みながら見つけるのである

 新規の「目標、要件・効用関数、制約事項、技術」があるという状況でデザインを進めると言うことが多く、このような場合、事前に決定木を描くということはほとんど不可能。

・共進化モデル

創造的なデザインとは、まず問題を確定し、それから条件を満たす解とはどのようなものかその概念を探索すると言うことではない。問題と解という2つの「空間」の間で、絶え間なく解析、統合、評価のプロセスを繰り返しながら、問題の定式化とその解に対するアイデアの両方を一緒に開発し、洗練していくことだと思われる。このモデルは、デザインプロセス内の問題空間と解空間との「共進化」をベースにしている。お互いに二つの空間の情報を交換しながら、共に進化する。

・共同作業のコスト
「大勢でやれば仕事は楽になる」−大抵正しい
大勢でやると仕事はもっと増える−常に正しい

・制約事項
制約事項は重荷になるかもしれないが、味方にもなりうる。制約は、デザイナの探索空間を狭めてくれる。

・論理的な美しさ
無駄のないこと、構造的な明確さ、一貫性。

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