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メンタルケア専門ナースが教える 「相手の心を開く」ビジネスコミュニケーション術

メンタルケア専門ナースが教える 「相手の心を開く」ビジネスコミュニケーション術

社団法人日本精神科看護技術協会

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らんぶる
らんぶる
2011年11月読了
目次
第1章 基本コミュニケーション編
第2章 社内~部下指導編
第3章 社内~対上司・同僚編
第4章 会議・プレゼン編
第5章 商談・取引編

メンタルケア専門家が書かれたコミュニケーションに関する本ということで、交流分析などの方法を用いたコミュニケーション方法が書かれているのではないかという期待をしていましたが、大体が一般的なコミュニケーションに関する本と変わりませんでした。ただ、以下の3点を知ることができたのは私に大きな収穫でした。


p.122
他人への「心配」を口にするのはおかしなことではない。心配な気持ちをそのまま伝えていい
・人に心配をかけることはおかしなことではない
・「心配だけど、大丈夫?」と声をかけることも特別なことではない

こういう思い込みがハードルを上げている
・人に心配をかけるのはおかしい
・相手の事情に踏み込んでは失礼だ


p.136
「他人ごと気分」の発言は相手の気分を害する

twitterである有名な方の発言がリツイートされてくることがたまにあるのですが、それを見る度にイライラし、何故だろうと思っていたのですが、その原因がようやく分かり、納得がいきました。

私の場合だと、とても大急ぎの時に焦らないよう冷静に勤めていたら「なに他人事のようにやっているんだよ!」といわれたことが過去に何度もあるため、私はそうは思ってなくても傍から見れば「他人ごと気分」な態度を取っていたのかもしれません。ただこれだと他者ありきになってしまい、自己実現とは縁遠い気がします。この辺もこれから受ける認知療法で改善されるのか、興味があります。


p.185
傾聴とは相手に関心を持って聴くことであって、黙って話を聞くことではない。

「よく相手の話を聞く」「聞き手上手」などと言われていますが、本質はこれだと思います。関心があれば興味を持ち、興味を持てばさらに踏み込んでいろんな事を聞くことができます。ただうなずいているだけでは話し手も「この人は本当に聞いているのだろうか?」と察するかもしれません。

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