
みんなの評価
3
5
4
3
2
1
レビュー
古きよき時代の少女小説というか。クラシカルな作品でした。
孤児だった少女が大人になるまでの物語を一人称で描いている作品なのだけれど、主人公の飛鳥の気高さや賢さにまいりました。
一人称って読者のほうが主人公に歩み寄らなければいけないような作品が多い気がするのだけれど、この主人公・飛鳥は歩み寄ろうとしてもピリッと跳ねのけられてしまうような…でもそれこそが魅力なような…。
そんな印象をうけました。
小学生のころ、ちょっと背伸びして読んだ小説の登場人物は、みんなうんと素敵でうんと大人に見えて、憧れと少しの反発がまざったような不思議な気持ちで読み進めていたものでした。
久々にあのころのそんな感情を思い起こさせてくれた本でありました。
孤児だった少女が大人になるまでの物語を一人称で描いている作品なのだけれど、主人公の飛鳥の気高さや賢さにまいりました。
一人称って読者のほうが主人公に歩み寄らなければいけないような作品が多い気がするのだけれど、この主人公・飛鳥は歩み寄ろうとしてもピリッと跳ねのけられてしまうような…でもそれこそが魅力なような…。
そんな印象をうけました。
小学生のころ、ちょっと背伸びして読んだ小説の登場人物は、みんなうんと素敵でうんと大人に見えて、憧れと少しの反発がまざったような不思議な気持ちで読み進めていたものでした。
久々にあのころのそんな感情を思い起こさせてくれた本でありました。
読書ステータス
読了
3人