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陸軍撃墜王 (歴史群像コミックス)

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らんぶる
らんぶる
2011年9月読了
目次
   撃墜王 エース・・・三式戦闘機「飛燕」
   高高度の勇者・・・三式戦闘機「飛燕」
   2000馬力の野郎ども・・・四式戦闘機「疾風」
   編隊空戦指令・・・四式戦闘機「疾風」
   暁に還らず・・・四式戦闘機「疾風」
   鉄脚のエース・・・檜与平物語
   隼・・・一式戦闘機「隼」
   海の陸鷲・・・四式重爆撃機「飛龍」
   攻撃高度0・・・キ93試作襲撃機
   闇の誘導路・・・二式複座戦闘機「屠龍」
   赤い流れ星・・・九九式襲撃機(キ51)

太平洋戦争で活躍した日本の戦闘機では零戦が一番有名かと思いますがこちらは海軍機で、陸軍の戦闘機に焦点を当てたマンガってあまり無いかと思いますので、そういう意味でも貴重な一冊だと思います。

今まで飛行機なんて弾の一発でも当たれば空力的にバランスが崩れて墜落するし(翼の一部を失っても帰還できたのは極まれなケース)、消火装置を付けてもそれらを機能させる余裕なんてなかったんじゃないかと小さい頃からずっと勝手にそう思い込んでいたのですが、「ザ・コクピット」や「零戦風雲録」なども読んで、同じ機関砲でも口径によって威力が全く違うこと、被弾したからといってすぐに墜落するわけではないこと、防弾版などが有効だったことなどを学びました。寄せ集めた部品で飛行機を直すというのも驚きでした。

日本で最初に動力飛行に成功したのは明治末期だというのは「空と宇宙展」で知っていたのですが、二人のパイロットが陸軍の将兵だというのには気づかず、この本のコラムで気づかされました。またキ93試作襲撃機の57ミリ砲というのも凄いです。ルーデル大佐のスツーカでも37ミリ砲でしたから、大砲が空を飛んでいるようなものです。

352ページ、11話。かなりボリュームがありますので、十分楽しめました。

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